今をときめく「ひろゆき氏」の著書、「1%の努力」を読んでみたのでご紹介したいと思います。
前々から気にはなっていたのですが、先日X JAPANのYOSHIKIさんとの対談があり、それを視聴したのをきっかけに購入してみました。
あなたは 人生に生きる意味があると思っていますか?
ひろゆき氏は結論を言ってしまってます。
人生に生きる意味なんて存在しない。
虫や細菌に生きる意味が無いのと同じで
地球の熱循環システムの一部として存在してるだけ
1%の努力
なるほど。
早速、解決してしまいました!
とこれで終わるわけにはさすがにいきませんが(笑)
いかにも、ひろゆき氏らしい考え方ですね。
1%の努力
この本を通じて著者のひろゆき氏は「何をどう伝えたかったのだろう」
1%の努力。
これはかの有名なエジソンの「天才とは1%のひらめきと99%の努力」とおよそ真逆の言葉のように思える。
だがしかし本当にそうなのでしょうか。
むしろエジソンは「1%のひらめきがなければ、99%の努力も無駄になる」と言いたかったのでは。
“頑張る場所”選びや”努力の仕方”さえ間違わなければ、誰しもがもっと楽しく幸せな人生を送ることが出来るだろう。
ひろゆき氏はそう語っていた。
この本を読むメリット
人生に生きる意味なんて存在しない。
そう語っているひろゆき氏ですが、この考え方にはとても大きなメリットがあります。
「どうせ意味が無いなら、一度きりの人生、死ぬまで楽しく暮らした方がいい」
「自分にとっての幸せを増やす」
と言うとてもシンプルかつ明確な目標を立てることが出来ます。
この思考を持つことが出来ると、「いちいち悩む」と言うことからも解放されるので非常におすすめと言えます。
1%の努力とは
「1%の努力」ってなんなの?
それはつまり「自分にとって頑張らなくても結果を出しやすい場所」に行って「少しだけ努力」する。
と言うことなのですが、この1%の努力をする事によって自分の人生において「良い選択」が出来るようになります。
そもそも現代社会は、何かを達成した時、「何をどう頑張ったのか、と言う努力」が絶対に必要なんだと思われがちですが、実は「努力」で変われる部分はものすごく少ない。
例えば
東大生の親の年収の割合においては
年収が900万以上が9割、年収が450万以下においてはわずか1割です。
すなわち家庭環境、塾や家庭教師などに当てられる費用など裕福な家庭に生まれたかどうかとうことも学歴に大きく影響してしまっていると言うことなんです。
そして音楽などの才能は9割が遺伝子で決まってしまうそうです。
まさに最近よく聞く「親ガチャ」に通じるものがありますね。。。
個人的に大嫌いな言葉ですけれど。
僕自身も音楽活動を真剣にしていましたがメジャーデビューは叶わず、妙に納得させられますね。。。
努力をする才能を持った人が稀に居る
では何故、「努力が大事!」と言う風潮になっているのでしょうか。
それは「努力をすると言う才能」を持った人がごく稀に存在し、この才能を持った人は難関大学に合格したり、弁護士など難しい試験をクリアすることも可能です。
が、ほとんどの人はこの才能を持っていません。
当然、僕も持っていません。。
努力の才能を持った人に、努力で対抗しても絶対に勝てません。
それでは我々のような凡人は一体どうすればいいのでしょうか。。
競争のいらないところを狙っていく
凡人が「努力才能マン」に勝つためにはどうすれば良いのでしょうか。
それは「競争のいらないところを狙って」いくことです。
よくビジネスの世界では「ブルーオーシャン」や「レッドオーシャン」などと言われていますが、もっとわかりやすく、シンプルに書かれています。
ひろゆき氏は「4chan」と言う英語圏のサイトがありますが、これはライバルが少なく自分でも勝てると判断して始めたそうです。
4chanは2ちゃんねると同じく匿名制で、アカウントを必要としないのが特徴ですが、実は世界中の殆どのサイトは「アカウント制」が採用されていて、確実にユーザーを増やしてくと言う戦略です。
なぜ「匿名制」が採用さていないのかと言うと、至ってシンプルで「トラブルの元」になりやすいからなんですね。みんながそうやって敬遠しがちなところ、ひろゆき氏は「競争が少ない」と判断したんですね。
そして「英語圏」を狙ったことにもひろゆき氏には理由があり、今後、日本の人口は減っていくことが予想され、すなわち「日本語」を使う人の数が減っていくことを意味しています。ところが「英語」と言うのは世界において「なくなることはない」言語なので、日本でやるより「勝てる」と判断したようです。
そしてサイトの運営や立ち上げに「ちょっとだけの努力(1%)をする」ことで後は何もしなくてもお金が回っていく。と言うことなんですね。
チャンスを掴むためには常に片手を空けておけ
毎日、朝から晩までぎっしりと予定を詰め込み、毎日忙しく動いていませんか?
忙しい事=達成感や充実感に繋がると錯覚してしまいがちですが、スケジュールを詰め込むことはよくないと言います。
「チャンスはなんの予告もなく、突然やってくる」
「千載一遇のビッグチャンスが訪れた時、自分のキャパがオーバーしていたら、それを掴むことが出来ず通り過ぎてしまう。」
スケジュールを埋めるな。「余白」を作れ。
両手をふさぐな。「片手」を空けよ。
チャンスを掴む練習よりも、いつでもチャンスを掴める状態にしておくことが重要だ。
1%の努力
つまり、先にのべた「競争相手のいないところ(チャンスの場所)」を見つけたときに、両手が塞がっていると、どうにもならないよ、と。
本を読んで知識を身につけたり、人脈を増やすなど、努力をして「チャンスを掴む準備」をしている人がいますが、それよりも「チャンスを掴めるように片手を空けておく」ことが重要なんですね。
そんな事言っても毎日仕事やバイトで忙しいし。。。
思い切ってこういった言い訳は切り捨ててしまいましょう。
人間は皆平等に24時間しか与えられていません。
時間を捻出している人は必ずどこかで工夫しています。
テレビを見ている時間、スマホをいじっている時間、いろいろあると思います。まずはそこから30分でも作り出せるはずです。
まずは30分、チャンスを掴むために片手を空けましょう!
優先順位を決める
「この壺は満杯か?」と言う話がある。
まず「大きな岩」を壺が満杯になるまで入れる。
これで壺が満杯になっただろうか?答えはNOだ。
「小さな砂利」であれば大きな岩の隙間に入るだろう。
大きな岩と、隙間に入った砂利で壺は満杯か?答えはNOだ。
「それよりも小さな砂」であればまだ隙間に入るだろう。
これでもう壺は満杯か?答えはNOだ。
水ならばまだまだ隙間に染み入るだろう。
これは何を意味するか。
「最大限の努力をすれば、詰め込むことが可能」
ではない。
「砂利」や「砂」、そして「水」などを先に壺に入れてしまうと
「大きな石」はもう入れられない。と言う事
大きな岩は先に入れない限り、それが入る余地は その後二度と無い。
1%の努力
自分の人生において大切なモノに優先順位をつけ、その順番通りに壺に入れていきましょう、と言う事なんです。
仕事や家族、趣味などそれは人によって様々ですが、「出来そうな事」から片付けていくと、それで壺が満杯になり「本当にやりたい事」が入れられなくなってしまう。と言う事なんですね。
そしてひろゆき氏は著書で、優先順位を決める自分の判断基準についても書き記している。
- 修復可能か?
- 価値に変えられるか?
「修復可能か」 学生時代のバイトなど「そのとき」にしかで着ないことや、代わりの効かない物事が優先。
「価値に変えられるか」 インフルエンサーなどが新商品をゲットし、レビュー投稿をアップするなど、「消費」が「体験」になる場合は、それが価値になると言える。
こうして「優先順位」を決めたら周りに公言してしまうことでより実効性が高まるのでオススメだそうです。
とにかく調べる
「調べる」と言うことが面倒だと思う人がいるそうです。
確かに、僕が子供の頃や、二十歳くらいまではインターネットも普及しておらず、「調べる」と言うことは本屋や図書館にいき、片っ端から山行になりそうな本を読んだりと、結構面倒な作業でしたが、現在はインターネットが普及し、パソコンやスマホがあれば調べたいものは今すぐに指先一つで調べられる。しかもほぼノーコストで。
僕は、「1%の努力」として、調べることは徹底的にやるようにしている。
「仕事だから調べる」「しょうがないから調べる」ではなく、「知りたいから調べる」を出発点にするのが大事だ。そうやって過程を楽しめる人になろう。
1%の努力
ひろゆき氏が「1%の努力」として実践しているのは「興味を持ったものは徹底的に調べる」こと。
とにかくこの質問を自分自身にぶつけてほしい。
「調べる労力を惜しんでいないか?」と。
知らないだけで損をするのは本当に勿体無いとひろゆき氏は言っています。
趣味のことや、自分の好きなことであれば「もっと知りたくて仕方ない」ですよね。
おそらくこれも先に記した「余白」につながっていくのでしょうね。
余白がなければ好きなことを調べる余裕すらもなくなってしまいます。
まとめ
この書籍を読むきっかけは「YOSHIKIさんと対談していたから」だったのですが、結果として「読んでよかったな」と思えました。
これを読むと少なからず何かは変わると思います。
まずは「余白」を作ってこの本、読んでみませんか???