過ごし方

【レビュー】iPad Pro 12.9の良かったところと残念なところ!

先日、iPad mini6の良さを存分にお伝えしましたが、今回は主に仕事中心で使用している「iPad Pro 12.9インチ」について、良かったところ、残念だったところをみていきたいなと思います。

iPad Proシリーズは第一世代の発売当初からずっと使っていて、作業面においてなくてはならない存在です。

iPadシリーズの中で最もスペックが高く、お値段も高い(笑)iPad Proですが、最新機種が発売され、さらにとんでもないことになっています。。。


iPad Pro 12.9インチの良いところ

順番に見ていきたいと思います。

一番小さいiPad miniとはまさに対極の位置にあるiPad Pro、使い心地は気になるところですねー!

超高性能!!

まずはなんと言っても性能面だと思います。高性能どことろか、「超高性能」です。

iPad Proには「M1チップ」と言うものが搭載されているのですが、Apple独自設計によるチップで、電力効率の良さとスペックの高さが素晴らしく、大注目されているチップです。Mac Bookなどにも搭載されているので、物理的な性能で言えば「Mac Book」と全く遜色のないタブレットだと言えます

これはすごいですね。。。

旧世代のものと比べてグラフィック性能も40%アップ

  • CPU 8コア
  • GPU 8コア
  • Neural Engine 16コア

CPU性能に関しては旧世代と比べると驚きの50%アップ!


















とまぁややこしい話をしてしまいましたが、ザックリと旧世代と比べてほぼ倍の才能です!これは本当にすごい。。

これだけ性能が上がってるにもかかわらず駆動時間が10時間と旧世代と同じと言うのも嬉しいです!


ディスプレイがめちゃくちゃ綺麗!

iPad Pro 12.9インチには「Liquid Retina XDR」と言うものが採用されていて

1万個のLEDライトが液晶の裏側に埋め込まれており、2500にディスプレイを分割しています。それが個別に輝度を調整してくれるんです。明るい色は光を強め、暗い色は光を弱めてくれることでとんでもなく美しいコントラスト比が実現しています。

これ、いまいち何がすごいんじゃい!?と言う感じですが、Appleには「Pro Display XDR」と言う単体のディスプレイが販売されているんですが、価格が60〜65万ほどします(笑)スペック上はそれと同等のモンスタースペックということになります。


※尚、こちらは12.9インチのみの採用となっております。11インチモデルには採用されていませんのでご注意ください。

転送速度が早い!

Thunderboltで40Gbps(最大)の転送速度。

SSDなど外付けハードディスクへの高速転送が可能になったり、6Kフル解像度の映像を外部のディスプレイへ送ることができます。外部ディスプレイで映像を見たりということを僕はしないので、故チアの恩恵はあまり受けていませんが、SSDへの高速転送は本当にありがたいです。転送って地味にストレスなので(笑)

※ちなみにThunderboltというのはAppleとインテルが共同開発したUSB-Cを利用した高速汎用データ伝送技術のことです。


5G対応

今回のiPad ProからCellularモデルにおいては5Gに対応するようになりました。

これに関しては僕はWi-Fiモデルを購入していますので、関係ないのですが、世の中どんどん5Gが広がってきていますね!

あとWi-Fiの規格に関しても最新のWi-Fi6の対応となりました。従来のWi-Fi5の場合ですと最大で6.9Gbpsだった通信速度がWi-Fi6になることによって最大で9.6Gbpsと大幅に速度アップしました。

ただこれはWi-Fiルーター自体も6に対応していないと意味が無いので、こちらの恩恵を受けられるのは少し先かなぁと、残念でもありますね。。。


クリエイティヴな作業に最適

大きく、そして画質も素晴らしいディスプレイ、そして処理速度の速さ、Apple Pencil第2世代の組み合わせときたらもう、クリエイティヴなお仕事にはまさにピッタリな一台です。

本当に使いやすい!グラフィックや動画編集の作業。そして一番素晴らしいのはイラスト制作のしやすさでしょうか。

12.9インチの大画面は、イラストの全体図を見ながら描くことが出来ます。これは本当に嬉しい。

小さいディスプレイだと、イラストの全体を見ながらというには少し小さいんですよ。所々をアップにして描いて、また元に戻して全体を確認して。。。と言った作業などが必要になってくるので、非常に描きづらいです。

もしクリエイティヴなお仕事をされている方で11インチと12.9インチを悩んでらっしゃる方は、値段が上がりますが、是非とも12.9インチを検討して頂きたいです。


動画観覧や電子書籍が見やすい

タブレット用のスタンドなどを使用すればもうちょっとした小さなテレビです。おまけに画質も非常に美しいので最高です。

電子書籍に関しても、横向きにすると、大きな画面で「マンガの見開きページ」が大迫力で見ることが出来ます。

ただし、タブレット自体が大きいので、スタンドを使用する、テーブルにおいて使用する、寝転がりながら使用する、などがメインになってきます。


iPad Pro 12.9インチの残念なところ

どれだけ素晴らしいものでも、やはり残念なところや自分には合わないなというところは出てきます。

次は「iPad Pro 12.9インチ」の残念なところを見ていきたいと思います。


性能が良すぎる。そして高い

iPad Pro 12.9インチの残念なところは、本当にもうこれに尽きます。

高性能すぎるんです。オーバースペックです。

完全に「仕事でガッツリ使い倒す」人向けの製品ゆえに、普段使いとしてあまりに不向きです。ちょっと動画みたり、WEB観覧したり、SNSみたり、電子書籍みたり。そう言った日常的な「ちょっと使い」を目的として購入を検討されている場合は、本当にお勧めできません。

趣味に使うには値段が異常に高いですしね。。。

iPad興味あるんだけど、どれがいいかな?と言った方には「iPad(無印)」ですと比較的リーズナブルに購入出来ますし、新型もリリースされて間もないのでそちらも十分高性能な製品となっており、オススメです♪

プロの仕事に耐えうる仕様を追求し、最新で高性能な物に仕上げた結果、値段も爆上がりしましたし、使う人を選び過ぎる扱いが非常に難しいアイテムだと言えます。

使用目的が明確にある人はこれを購入する事によって全ての作業がストレスなく出来るので、最高のアイテムなんですけどね。。。


大きくて重い

大きいの自分で買っておいて文句言うなや!って言われそうですけれど(笑)

なんせ大きい!

12.9インチは本当に大きくて、そのぶん重量もなかなかの重さとなってます。ですので、外出時に持ち歩くと言う事にものすごく不向きです。キーボードまで取り付けようものならめちゃくちゃ重いです。

後やっぱりちょっと怖いんですよね。大きくて薄いと言うことは、ディスプレイの真ん中部分もほんの若干ですが押さえるとたわみが出ますし。鞄に入れて持ち歩く際に何かにぶつけたら。。。と思うと少し怖かったりもします。

ですのでもっぱら自宅での作業用として最大限、活用しております。

※ちなみに持ち歩きにはiPad mini6を活用しています。


まとめ

iPad Pro 12.9インチの良いところ、残念なところ、色々とみてきましたが、トータルとしてはやはり素晴らしいアイテムだと思います。

M1チップ搭載で全ての動作がめちゃくちゃ滑らかで速い!そして恐るべき綺麗さのディスプレイと。おそらく現状で世の中にあるタブレット端末の中でダントツで優れている素晴らしい製品だと断言できます!

当然、買ってよかったですし、個人的には不満がありません。あの異常に高い値段も、スペックを考えるとむしろコスパの良い製品だとすら思えますし、今後長く使えるアイテムですので、全く損はないですね。


そして大事なのは「iPad Pro12.9インチを購入する”明確な”目的がある人にとっては絶対買うべきアイテム!」だと言うこと。

そして「iPad Pro 12.9インチじゃないと絶対ダメ!な理由が特に見当たらない人にはあまり向かない」アイテムだと言うこと。

この二つをお伝えしたいです。

iPad(無印)やiPad mini6、iPad Airなど選択肢はたくさんありますので、ぜひ、ご自身に合ったアイテムで出会えるといいなと思います。

仕事や創作に必要な人は迷わず買いです!!!