本日ご紹介するのは「沈黙のWebライティング -Webマーケッター ボーンの激闘-」です。
こちらも先日紹介した「新しい文章力の教室」と並び、ブログやWEBライティングなど、文章を書く人に血ても役に立つ書籍として超有名な一冊です。
※新しい文章力の教室についてはこちらへ↓
さて、「沈黙のWebライティング -Webマーケッター ボーンの激闘-」について
おそらくタイトルくらいは聞いた事がある人も多いのではないでしょうか。
表紙からしてこれホンマに良い書籍なん?ホンマにタメになるん?
と怪しさマックスですが、買おうかどうか悩んでいる人がいたら、結論から言いますが
買ってください。
それくらい良い一冊です。
沈黙のWebライティング -Webマーケッター ボーンの激闘-
まうずこちらはどういう本なのか
2016年に初版が発行され、以来いまに至るまで様々なブロガーさん、ライターさん、Webメディアのディレクションをされている方などが「絶対の読むべき!」と太鼓判を押している一冊です。
著者は株式会社ウェブライダー社長であり天才SEOプレイヤー「松尾茂起」さんですので納得ですね!
発行元の「MdNコーポレーション」さんはグラフィックデザインやWebデザイン関連の書籍や雑誌などを多く発行されている会社で僕は元々こちらの書籍に多変お世話になっていたこともあり、それも購入のきっかけにもなりました。
「沈黙のWebライティング」は元々ネット上で連載されたものをまとめて書籍化したもので、記事自体は今もネット上に公開されています。それを読むだけでもとても参考になりますので、是非!
書籍では詳しい解説などがさらに追加されていますので、より分かりやすく、より詳しく勉強したい方は書籍の購入をオススメします。
ちなみにこちらの書籍を購入するにあたって一つ、個人的な注意点がございまして、
「紙の書籍を購入するか、電子書籍を購入するか」
まず紙の書籍の注意点としまして、ページ数が632Pとかなりのボリュームになりますので、結構重いです。持ち運びなどを考えると割と不便ですし、ページを開いたまま、両手でキーボードを打つなどの作業も非常にしにくいですね。
次に電子書籍ですが、注意点としましては固定レイアウトで製作されていますので、文字の大きさなどを変更する事ができません。スマホなど比較的小さな画面で見ようとすると、非常に文字が小さいため、結構なストレスになると思います。
これは、どちらを購入するかは本当に悩ましいt頃ですが、個人的にはタブレットをお持ちの方でしたら電子書籍での購入、スマホしか持ってないよという方ですと紙の書籍での購入、などが良いのかなと思いました。
楽しく、そして面白い!
この本の一番素晴らしいところはなんといってもこれに尽きると思います。
ストーリーがものすごく面白くて、どんどん読んでしまうんです。
SEOってなんやねん?と難しいことばかり書かれている解説文メインの書籍ですと、読むのがとっても苦痛なんですよね。。。ただでさえ難しいことを勉強するのに、内容が堅苦しいと読む事が嫌になってしまうんですよ。
でもこの本はめちゃくちゃ面白いんです。
物語の舞台はとある温泉宿。両親を亡くした若き姉弟「サツキとムツミ」は旅館にお客さんを呼ぶためにWeb発信に力を入れようとするのですがなかなか上手くいきません。
そこに現れたボーン片桐とヴェロニカ。
サツキとムツミはボーンの力を借りて旅館、そして温泉地を盛り上げようとするのだが。。。
沈黙のWebライティング -Webマーケッター ボーンの激闘-
というストーリー形式で進むのですが、邪魔をする敵なども出てきてバトル漫画さながらの展開で進んでいきます。
WEBライティングに関わる必殺技をボーンが繰り出したり、ボーンが使ってるノートPCが40kg弱あったり、キーボードが10kg程あったり色々本当に面白い(笑)
しかも小説形式ではなく、登場人物のアイコン付きのトーク形式で進んでいき、随所随所で挿絵などもガッツリ使われていて、漫画と同じ感覚で読み進められますよ^^
内容が濃い!!有益なノウハウだらけ。
そんな読みやすい、ストーリーに主軸を置いた漫画のような本に仕上がっているにも関わらず、内容が本当に濃い。そして有益なノウハウがぎっしりと詰め込まれています。
- SEOとは?
- SEOを意識したコンテンツ制作
- SEO面でのリライト
- USPを生かしたコンテンツ
- バズる記事の制作
など、「みんなが知りたい」内容がこれでもかというほど詰め込まれています。
しかも、読みやすく、わかりやすく、楽しいと思える形で。
バズる記事なんて今すぐ知りたいですよね!喉から手が出るほどです。
心理学を用いた方法なども記載されており、「ほほう。。。なるほど。。。」と納得させられっぱなしでした。
SEOにしても、なんとなく耳にしたような「〇〇だよね」「〇〇ってのを意識するといいらしい」とか、そういった断片的な情報が全部繋がって、
「なるほど!!!そういうことだったんだ!」
と合点がいくことも多々。。。!
自己満足という「失敗」
実は個人的にものすごく腑に落ちた箇所がありまして。
登場人物、姉弟の弟ムツミは元バンドマンなんですね。結果的に失敗して実家の温泉宿に出戻ってくるんですが。。。
失敗した理由というのが「ファンのことを無視して、自己満足な音楽を作っていたから」で、自分達のやりたい音楽をやってなにが悪い。ファンならついて来い。俺たちの音楽を理解できない奴が悪い。
こんな感じです。
僕も元バンドマンですので、こういった話は本当によくわかりますし、耳が痛くなる話でもあります。
で、ムツミはライティングでもついつい同じことをやってしまうんですが。。。
これは本当に気をつけなくちゃいけませんね。。。自己満足的な文章を書いてしまう。自分でもやってしまいがちな失敗パターンじゃないでしょうか?
検索した人はなにを求めているのか。それをしっかりと考え、相手が満足する記事を書く。
本当は基本なはずなのに忘れてしまいがちな事。
気をつけないと。。。と考えさせられました。
USPってなに??
僕も完全に初耳な言葉でした。
USP→Unique Selling Propositionの略で、他所にはない独自の強み
という意味らしいです。
要するにブログにしろWEBメデイアにしろ、ウチのサイトは他所には無いこういう強みがありますよ。
というものがとても重要なのだそうです。
ブログだと「特化型ブログ」ということになるのでしょうか。
もうまさに、おっしゃる通りでございます。。。としか言いようがありませんね(笑)
あまり突っ込んで書いてしまうとネタバレになってしまうのでこの辺にしますが、本書ではこちらも詳しく、分かりやすく、具体的な例も上げつつ書いてくれていますのでぜひ読んでいただけると!
バズる記事を!!
ここでは少し専門的な言葉が登場します。
専門的といってもWEBの世界の話ではなく、「マズローの欲求5段階説」というものになります。
1.生理的欲求 | 生命維持の為の食欲、睡眠、排泄といった無意識欲求 |
2.安全の欲求 | 安全に生きていく為の健康維持、経済的安定を欲する |
3.所属と愛の欲求 | コミュニティ内における自分の立ち位置(一員であると感じたい) |
4.承認欲求 | 自分の存在を知って欲しいという自己顕示欲 |
5.自己実現の欲求 | 1〜4をすべて満たした人が、最終的に、本当に表現したいものを求める欲 |
このようにマズロー5段階説は下層から順に序列するピラミッド型なのですが、
上記のどれかを満たすとバズるぞ、と。
ブログだったりWEBコンテンツだったりに集客させるためには、読みたくなる、見たくなる、そういった人の心理が常に関わってくるんだなと。
アクセス向上と心理学、一見関係ないように思えましたが密接に関わっているんだなと知る事ができました。
まとめ
さっと要約をまとめてみましたが、
僕の感想としては、
絶対に読むべき一冊!
読むべき理由しか見当たりません!
購入を悩んでいる人はまず無料で公開されているページを見てください。
何度も読み返すべき一冊、ここにアリ。
僕自身も勉強中の身ですから、まだまだこの本のお世話になりそうです。
一度に全部は無理かもしれません、ですが一つずつ学んでいくことで必ず将来的に自分の武器になると自信を持ってお勧めできる一冊です。
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